田舎暮らし
錆びゆく地方
田舎の観光地では、少子高齢化と旅行形態の変化により、観光交流人口は年々減り続け、需要と供給のバランスが崩れて、利益も減り続けている事から設備投資や商品開発が難しい。
錆ゆく街から若人が消え、過去の繁栄を知っている経営者が、バブル期の成功体験を思い出して嘆いている。
それが地方の観光地の現状では無いでしょうか。
伊豆半島の課題
伊豆半島は静岡県の東部に位置しますが、海浜の景観と豊かな温泉資源に恵まれ、首都圏に近いという立地条件もあって、熱海・伊東・下田などを中心とした全国有数の観光地です。
- 旅行動機となる日本屈指の温泉街がある。
- 駿河湾と相模湾に挟まれ海の幸が豊富。
- ワサビやシイタケ、ジビエなどの山の幸が豊富。
- 世界ジオパークに認定された風光明媚な自然と景色。
- 東京から約1時間という場所。
伊豆半島の経済は観光で成立していましたが、バブル期以前からの需要と供給のバランスが崩れて、供給過多となり各施設で利益を出すことが困難となっています。
- 旅行形態の変化により観光交流人口の減少。
- 過去の旅行形態のまま設備投資が出来ない。
- 繁栄した時の経験から意識改革が進まない。
- 観光業は離職率が高く定着しにくい業種。
- ITインフラやITリテラシーが低い。
人口も減り続け、2030年には13市町の南部では経済破綻が起きるのではないかと言われている伊豆半島。これから、日本屈指の観光地である伊豆半島が淘汰されて、新陳代謝が起こるのではないでしょうか。
言い換えれば、今がチャンスなのかもしれません。